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脳卒中センター

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脳卒中センターの紹介

図1
脳卒中疾患は、突然の発症で意識障害や麻痺を残す場合が多く、今までの生活様式の変容を余儀なくされ る疾患で、発症後の日常生活レベルの低下や生活の質の低下を引き起こしかねません。
 しかし、そのような疾患でも超急性期の治療が適切かつ十分に行われれば、症状の改善が見込まれる場合 が少なくありません。その治療の一つとして、欧米では脳卒中急性期治療をあらゆる職種の専門家が集結し、 チーム医療を展開する「Stroke Unit(ストロークユニット)」の存在が評価され、日本においても推奨されてきています。
 当院は、そのような脳卒中医療を地域の皆様に提供すべく、2002年の4月に脳卒中センターを設立しました。
脳卒中センターは、「質の高い脳卒中医療を展開する」ことを目指し、3つの長期目標である「ハイクオリ ティプラン(24時間を通して均一で質の高い医療を提供する)」、「予防プラン(脳卒中の発症・再発を減 少させる)」、「人材プラン(脳卒中医療を担う人材を育成する)」を柱に掲げ、活動に取り組んでいます(図1)。 「ハイクオリティプラン」は、24時間いつでも専門家による早期診断と適切な治療などが提供できるシステ ムの構築です。地域の救急隊との連携や、救命救急センターと専門家である脳神経外科医との連携など、 いかに短時間に適切な診断を行い、治療へ結びつけるかに努めています。そのために、MRIが24時間すぐに 検査でき、患者様が来院後30分以内に専門家による治療が開始できる体制を整えました。検査同様、三次元 表示の可能な血管撮影装置による血管内治療も施行でき、急性期脳卒中治療が、当院で完結できます。
また、急性期のリハビリテーションにも力を入れており、発症翌日からリハビリテーションを開始しています。  「予防プラン」とは、脳卒中の発症や再発を予防するための活動です。脳卒中疾患は、再発を引き起こすため、 入院中にその危険因子の検出や改善を目的とした治療や教育を提供しています。また、予防活動の対象を拡大し、 脳卒中週間(毎年5月)には、パネル展や勉強会などを行い、予防の啓発活動も行っております。  「人材プラン」は、質の高い医療を提供すると同時に、未来の脳卒中専門家の育成にも力をいれており、脳卒中専門医研修施設・脳神経外科医専門施設としての役割も担っております。また、看護師やリハビリテーション部門においても、専門家育成の計画を実施しております。  脳卒中は、生活習慣病の増加に伴って、発症者数も年々増加の兆しにあります。地域医療支援病院として、脳卒中の予防から医療の充実まで、総合的な活動を担う脳卒中センターを目指してこれからも邁進してきたいと思います。