【呼吸器外科】
呼吸器外科概要
現在、呼吸器外科診療には、呼吸器外科専門医、福本泰三と、現在呼吸器外科専門医取得を目指して修練中の医師、梶浦耕一郎および1人の研修医が従事しております。
1998(平成10)年の呼吸器センター設立以来、呼吸器外科手術総数は383症例です。
最近では、内視鏡下の低侵襲手術が呼吸器外科領域でも急増しております。
全383手術症例のうち、胸腔鏡下手術あるいは胸腔鏡補助下小開胸併用手術(Video Assisted Thoracic Surgery: VATS)が275例で、残りは後側方開胸あるいは胸骨正中切開のどのconventional approachによる手術です。
次に、各種疾患別の手術症例数を提示します(図)。
また、胸部食道癌根治手術には胸部および縦隔手術操作への習熟が不可欠で、手術後にはintensiveな呼吸管理が要求されるため、当院では、胸部食道癌手術は呼吸器外科と消化器外科が共同で手術を行います。 現在までに、18例の胸部食道癌根治手術を施行しました。
浦添総合病院呼吸器センター外科における手術の特徴のひとつは、急性期病院であることを反映して自然気胸の手術症例が多いことです。手術は胸腔鏡下に破裂したBulla を切除し切除断端や 脆弱な胸膜のある部位を補強します。術後平均3から4日で退院し、社会復帰していただいております。
呼吸器外科の手術では、肺気腫に対するLVRSを除き、術後の肺機能はほぼ全例で大なり小なり悪化することになります。
特に肺癌根治手術では、肺葉切除+縦隔リンパ節郭清が標準術式ですので、周手術期の肺機能の障害は大きくなります。
当院では、肺癌手術に際して、肺切除後の心肺機能をできる限り正確に予想するために、 高分解能MD-CTによる肺野の評価や右心系のカテーテル検査、肺換気血流シンチグラフィーなどを駆使しております。各肺癌患者さんの術後の人生の計画に適合できる切除範囲や、リンパ節の郭清の程度を テーラーメードで決定できるよう心がけております。
また、今後も内科と協力し、縦隔リンパ節転移を有する臨床病期Stage III以上の肺癌患者さんに対する治療で 手術と化学療法や放射線療法を各患者さんの人生計画にあわせてタイミングよく組み合わせ、治療成績を向上したいと考えています。
(呼吸器外科:福本泰三)
○○○ 診療案内 ○○○
| 受付時間 | |
| 呼吸器リハビリ外来 | 月曜日 午前 8:20〜11:00 |
| 呼吸器外科外来 | 月曜日午後 1:00〜 4:00 |
診療内容
呼吸器外科領域/食道外科領域を中心に診療しております。
慢性呼吸不全に対するリハビリテーションや在宅人工呼吸管理もあわせて行っています。
呼吸器センター開設以来の手術件数は約500症例を超えました。救急医療における緩和ケアをあわせて取り組んでいます。
診療特色
・専門外来
各症例にあわせた肺癌の治療計画の実行。
食道癌治療成績の向上に向けた取り組み。
医師の専門分野等
| 氏名 | 卒後 | 専門分野 | 学会専門医・他 |
| 呼吸器外科部長 福本泰三 |
20年目 | 呼吸器外科 食道外科 |
医学博士 日本呼吸器外科学会 呼吸器外科専門医 日本外科学会 認定医 日本胸部外科学会 認定医 日本消化器外科学会 認定医 インフェクションコントロールドクター |
| 呼吸器・消化器外科医師 梶浦耕一郎 |
6年目 | 呼吸器外科 消化器外科 |

