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院内におけるクラスター事例の発生について(最終報)

2021年10月01日
浦添総合病院 重要なお知らせ

2021年10月1日

当院ご利用者様

関 係 機 関  各 位

社会医療法人仁愛会 浦添総合病院

病院長 福本泰三

院内におけるクラスター事例の発生について(最終報)

謹啓 本事例にて新型コロナウイルスに感染した患者様及びそのご家族の皆様、近隣の医療機関等関係する皆様にご負担とご不安を与えたことに対し、深くお詫び申しあげます。
 さて、去る8月12日に発生した新型コロナウイルス感染症院内クラスター事例においては、計9名の陽性(患者様7名、患者様のご家族1名、職員1名)を確認し、各種対応の上、8月27日をもって一連のクラスター対策を解除し終息致しました。
 しかし、一部の患者様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の陰性確認後も懸命に入院加療に当たられておりましたが、去る9月9日、1名の患者様が逝去されました。ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げ、故人のご冥福をお祈り申し上げます。
 陽性となられた患者様やご家族等に対し、9月16日以降行っておりました検証結果の最終のご説明が終了した事を踏まえ、最終報として皆様にご報告申し上げます。
 当病院いたしましては、今回の事例を重く受け止め、今後の病院運営の糧とし、全職員一丸となって再発防止に取り組んで参ります。

謹白

当病院における新型コロナウイルス感染症クラスター事例の概要

【経過】

8月12日
・患者様5名、職員1名の計6名の陽性患者を確認、院内クラスターと断定
・沖縄県コロナ対策本部及び南部保健所へ報告

8月13日
・改めて、沖縄県コロナ対策本部及び南部保健所への報告・届出
・当病院ホームページ及び記者会見にて公表
・発生した当該病棟の新規入院受入停止等の移動制限を開始
・濃厚接触者及び当該病棟の患者様、関係者の健康観察

8月15日
・累計9名(患者様7名、患者様のご家族1名、職員1名)の陽性患者を確認

8月18日
・入院患者に対するPCR検査実施体制の拡充
・当病院ホームページにて第2報公表

8月26日
・濃厚接触者等計観察対象者に対してPCR検査を実施し、2回目の陰性確認

8月27日
・発生した当該病棟における一連のクラスター対策を解除

8月31日
・当病院ホームページにて第3報公表

9月9日
・患者様1名が逝去される

10月1日
・当病院ホームページにて最終報公表


【原因等の調査結果】
陽性となった方々の発症までの行動等を詳細に追跡調査した結果、起点は、何かしらの形での院内への持ち込み(すり抜け)による可能性が高いものと考えております。


【本事例を受けての対応や改善等】
・院内全体における飛沫・接触予防策と標準予防策の更なる強化
・入院時(予定、緊急)及び転院時全例にPCR検査の実施等検査体制の拡充     等