病院⾧あいさつ

浦添総合病院

病院長

福本 泰三

 浦添総合病院は沖縄県の中・南部医療圏のちょうど境界部付近の南側に位置します。沖縄県では今後2040年に向かって高齢化率が30%を超えることが見込まれております。人口動態の予測では総人口が減少に向かうのはまだ先のことと想定されております。浦添総合病院は今後高齢者の急性期医療ニーズが急速に高まる地域に存在する病院です。我々はこのような環境下で地域における高度急性期・急性期ケア提供の中核医療機関としての機能を全うすることを重点的な使命といたします。

 今後我々が担うべき役割を要約します。

  1. 浦添総合病院は地域救命救急センターとしての機能と装備を更に拡充し、ドクターヘリやドクターカー事業を始めとするプレホスピタルケア、一次からより高次までの救急患者に対するER診療、入院後の重症者の診療に対し、地域の中核としての役割を担います。
  2. 浦添総合病院は超急性期から急性期の循環器疾患および脳卒中の専門的診療を包括的に提供する体制を強化し整えます。また当該疾患の回復へ向けてのポストアキュートケアやその後の慢性期・維持期へと継続した包括的ケアを実現するために、周囲の医療・介護・福祉サービスの提供者やその職域の関連サービスを提供される方々と協調・協働します。
  3. 浦添総合病院は今後の時勢のなかで増加することが予測される高齢者の骨折などの外傷整形外科診療体制をさらに充実させるとともに、急性期ケア後の回復や社会復帰、日常生活支援のために、周囲の医療・介護・福祉サービスの提供者やその職域の関連サービスの提供者と協調・協働します。
  4. 浦添総合病院はがんやその他の慢性に経過し増悪と改善を繰り返しながら生命に関わっていく疾患に対して、より専門的で高度な医療を提供する役割を担います。
  5. 浦添総合病院は地域災害拠点病院として、広域の避難所としての機能を担う体制を整えます。また2020コロナウイルスパンデミックの折の経験を生かし感染症診療力を更に強化し、第二種感染症指定医療機関を目指します。
  6. 浦添総合病院はあらゆる研究機関や企業と協働・協調し、最先端の医学研究成果を日常臨床診療に取り入れる努力を怠りません。
  7. 浦添総合病院は、あらゆる職域でも専門性の高さを維持するために、人材育成への努力を続けさらに推し進めます。
  8. 浦添総合病院は行政や地区医師会と親密に連携し、利用者へ提供するサービス向上に努めます。


以上を我々の近未来のMissionとして掲げ新病院移転も含め診療体系を構築してゆく所存です。皆様のご理解とご協力を賜れば幸甚であります。