呼吸器内科

診療内容と特色

呼吸器内科では呼吸器疾患だけではなく、全身にかかわる疾患をもつ患者さんが数多く来院されます。当科は標準的な「診断」、「手技」、「治療」、「予防」に取り組んでいます。

「診断」は「長引く咳」、「息が苦しい」などの症状や健診異常で来院された患者さんに対し、「病歴」、「身体所見」、「画像や生理学的な検査」、「手技(気管支鏡や胸腔鏡)」を駆使し、全身評価を行いながら、呼吸器疾患の診断に努めています。

また肺癌に対しては、気管支鏡による組織診断のみではなく、「遺伝子診断」も行うため、国立がん研究センター主体の「がん遺伝子変化のスクリーニング事業」に参加しています。

「手技」は主に気管支鏡や局所麻酔科胸腔鏡下胸膜生検を行っています。当院は気管支鏡認定施設です。呼吸器内科と外科で共同して内視鏡を行うのも当院の特徴です。気管支鏡件数は毎年200件以上あり、超音波気管支鏡検査により末梢肺結節の精査(EBUS-GS)や縦隔リンパ節穿刺(EBUS‐TBNA)を積極的に行っています。2017年4月から2018年10月の検討では、EBUS‐GSの診断率88%(99例中87例診断)、EBUS‐TBNAは診断率95%(36例中34例診断)となっております。

「治療」は、発展が著しい呼吸器内科領域の疾患に対してガイドラインに準じた治療を行っています。例として、気管支喘息に対する抗体療法や気管支鏡による温熱療法、特発性肺繊維症に対する(慢性間質性肺炎の一種)に対する抗線維化薬、肺癌に対する免疫療法や分子標的薬があります。それらを適切な患者さんに提供してます。

「予防」は禁煙外来、ワクチン接種を積極的に推奨しています。肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチンについては「病院総合内科」と連携をとり、多くの患者さんがワクチンの恩恵を受けられるよう、取り組んでいます。

検査項目名

●気管支鏡検査
●胸部CT検査
●肺機能検査
●胸部CT下での肺生検

医療機器・設備

●気管支鏡検査(肺癌の診断、治療。気管支異物除去。気管支肺胞洗浄など)
●超音波気管支鏡検査(EBUS EBUS-GS、EBUS-TBNA)
●局所麻酔下胸腔鏡検査(胸水検査と胸水排除と胸膜組織検査)
●精密肺機能検査(DLCO 他)、呼気NO検査
●夜間睡眠モニター(簡易型)

担当医師と専門分野等

氏名 卒業年 専門分野 学会専門医・他
石垣 昌伸 1987年 呼吸器内科
肺癌
金沢医科大学医学博士
日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
日本がん治療認定機構 がん治療認定医
肺がんCT検診認定機構(医師部会)肺がんCT検診認定医師
日本咳嗽研究会 咳嗽を専門とする医師
日本禁煙学会 専門医
日本結核病学会 結核・抗酸菌症認定医・指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
名嘉村 敬 2008年 呼吸器内科
総合内科
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本感染症学会 感染症専門医