乳腺センター

日本で年々増加している乳がん。現在、日本人女性の9人に1人が罹患するとされており、女性のがんで一番多くを占めています。もちろんここ沖縄も例外ではなく、1年間に1,200人以上の方が新たに乳がんと診断されています。
一方、乳がんは、より早い段階で正確に診断し、正しい治療を受ければ、完治する可能性の高いがんです。

当院では、確かな診断に基づく正しい治療と患者さんが納得のいく丁寧な説明を最も重視しています。誰もが「自分は乳がんかもしれない」と思うと大変不安になるものです。当院では専門の医師、看護師らがチームで患者さんと向き合い、何より患者さんが安心して受診していただけることを第一に心がけています。
さらには総合病院のメリットを生かし、高齢の方や持病のある方でも他の診療科や多職種と密に連携して、安心・安全な手術や化学療法(抗がん剤、分子標的剤、免疫チェックポイント阻害剤等の治療)を受けていただけるよう万全の体制を整えています。 また、当院では乳がん術後のリンパ浮腫に対して、リンパ浮腫指導技能認定看護師による、リンパ浮腫外来も開設しております。
一人でも多くの患者さんに、安心と信頼の乳がん診療をお届けしたいと考えております。どうぞお気軽にご相談ください。

🔍 がんについて、正しく知るために
乳がんをはじめ、がんに関する基礎知識や治療体制について、
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Outpatient Area

乳 腺 外 来

安心の女性専用ブース

一般の外来ブースとは別に女性のための専用外来スペースで診療を行います。また、マンモグラフィや乳房超音波検査などの必須の検査、またCT、MRI、採血室などの検査室が乳腺外来に隣接し、少ない移動距離で検査が完了します。
患者さんが外来受診する際の検査に伴う移動が少なく、利便性を重視した設計になっています。

乳腺外来入口…
乳腺専用待合室
診察室
マンモグラフィ
…乳腺超音波検査…
MRI

Hospital Area

病 棟

快適な療養環境

機能性を高めた入院スペースと新たに導入されたスマートベッドシステムで快適な療養環境をご提供します。乳腺外科の患者さんが主に入院する6階東病棟からは、昼間は青く広がる太平洋や東シナ海を臨み、夜は眼下に広がる美しい夜景を、そして朝は水平線から昇る太陽を眺めることができます。心と体も癒されながら手術後の快適な入院生活を送っていただけたらと思います。

病棟
病室から望む夜景
個室
4床室
談話室
ピンクリボン自販機

このような方は受診してください

1.検診で精密検査が必要と言われた方

乳がんの初期の段階では何の症状もみられない方がほとんどです。また全く症状がなく、検診を受けて初めて見つかった乳がんの患者さんの約8割はステージ0期~Ⅰ期の早期がんです。乳がん検診で「要精密検査」=「乳がん」ではありません。精密検査の結果、最終的には乳がんではなかったと診断されることも数多くあります。検診で「要精密検査」といわれたら、早めに乳腺外来できちんとした検査を受けることをお勧めします。

2.乳房にしこりや違和感がある

ブレスト・アウェアネス(Breast Awareness)とは、乳房を意識する生活習慣です。

普段の自分の乳房の状態を自覚しておくことで、ささいな変化にも気がつくことができるようになります。
若いうちから知識を身につけ乳房を意識し、変化を感じたら迷わず乳腺専門医を受診しましょう。具体的には、次の①~④のポイントを意識し実践しましょう。

画像提供:BC Tube

Staff

医 師 紹 介

乳腺センター長 藏下 要

KANAME KURASHITA

 


 

沖縄生まれ沖縄育ちのうちな~んちゅです。乳がんの診療に携わって25年あまりになりました。普段の乳がん診療のほか、正しい乳がんの発信、乳がん医療従事者の育成、がん患者サポート等をライフワークとして病院の内外で活動を行っています。
普段の診療では、患者やご家族に納得していただけるわかりやすい説明を行い、常に安心して受診していただけるように心がけています。

・医学博士(琉球大学) 
・日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
・日本外科学会 外科専門医 

・がん治療医認定医機構 がん治療認定医
・日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医
・日本オンコプラスティックサージェリー学会  実施施設責任医師
・乳腺超音波医師

乳腺外科副部長 宮里 恵子

KEIKO MIYAZATO

 


 

福岡県出身です。乳がんを早く見つけてしっかり治療します。良性疾患の手術や治療も行っています。日々の診療では、周りの多くのスタッフの存在の大きさを痛感しています。感謝です。趣味は学生時代からのバドミントンと、最近は登山にはまっています。今年は富士山にチャレンジ予定です。登頂成功したかどうかは…どうでしょう。見かけたら気軽にお声掛けください。 

・日本乳癌学会 乳腺専門医・指導医
・日本外科学会 外科専門医・指導医
・日本がん治療認定機構 がん治療認定医 

・日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医
・日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
・乳腺超音波医師

スタッフ医師 田中 理絵

RIE TANAKA

出身は京都府で、琉球大学を卒業し、滋賀県、大阪府で勤務後、2023年の4月に沖縄に戻ってきました。身体を動かすことが好きで、趣味はキックボクシングやウエイトトレーニングです。女性特有の悩み等に寄り添っていけるよう、丁寧な診療を心がけております。わからないことや不安なことなどいつでも気軽にご相談ください。

・日本外科学会 外科専門医 

・日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

ス タ ッ フ 紹 介

乳がん看護認定看護師
リンパ浮腫指導技能者
砂川 克子

KATSUKO SUNAGAWA

がん化学療法認定看護師
国吉 洋子

YOKO KUNIYOSHI

緩和ケア認定看護師
金城 りか

RIKA KINJO

<外来診療表>

 
午前


宮里 恵子
田中 理絵


宮里 恵子
田中 理絵

手術日

蔵下 要


宮里 恵子
田中 理絵

蔵下 要
午後

田中 理絵


宮里 恵子
田中 理絵

手術日

宮里 恵子

宮里 恵子
田中 理絵

 

 

乳がんに関する正しい情報をFM局より発信中

乳がん世代といわれる40~60歳代の女性の多くは毎日が忙しく、女性にとって最も身近ながんである『乳がん』の情報について聞く機会はなかなかありません。そんな皆さんが 家事や育児の最中、介護の時間、お子さんの送迎の車中など、何か別のことをしながらでも耳学問で聞いていただけるように、乳腺専門医(藏下要医師)と乳がんサバイバー(乳がん体験者:城前ふみさん)のパーソナリティーコンビで、病院に隣接するFM21のスタジオから乳がんに関するさまざまな情報を発信しています。二人のユンタクや懐かしい音楽とともにお楽しみください。
またFMラジオだけでなく、アプリ『fmプラプラ』、『ListenRadio(リスラジ)』を介してスマホでどこからでも放送を聴くことができます。

▶ 番組名「かなめとふみのマンマるトーク」 

FM21(76.8MHz)
  FMレキオ(80.6MHz) 
上記2局同時放送
毎月第2・4・5火曜日 20:00~21:00
ぎのわんシティFM(81.8MHz)
 毎週金曜 20:00~21:00

乳がんについての動画で解説

下記サイトにて乳がんの症状・検査・治療まで幅広く、動画で解説しています。ぜひ一度、ご覧ください。