センター長あいさつ

乳腺外科センター長

藏下 要

 日本で年々増加している乳がん。現在、日本人女性の11人に1人が罹患するとされており、女性のがんの罹患率(がんにかかる率)ではすべてのがんの中で一番多くを占めています。もちろんここ沖縄も例外ではなく、最近では1年間に約950~1000人近くの方が新たに乳がんと診断されています。一方、乳がんはより早い段階で正確に診断し、正しい治療を受ければ、完治する可能性が高いがんです。
当センターには、乳がん検診で「要精密検査」と判定され2次精査(精密検査)を受ける方、また乳房にしこりを触れるなどの何らかの自覚症状がある方が受診されます。どの患者さんも「自分は乳がんかもしれない」という大変怖い思いを持って来院されることと思います。当センターでは精密検査の後、診断結果やその後の治療方針について、患者さんやそのご家族が納得のいく説明を常に心がけています。乳がんについて「よくわからない不安」を取り除き、「よくわかって安心」をお届けしたいと考えておりますので、もし説明がわかりにくい場合には遠慮なくご質問していただきたいと存じます。
また、セカンドオピニオンも適切な治療方針について、わかりやすく説明を行ってまいります。どうぞお気軽にご相談ください。