急性期リハビリテーション(以下、リハ)は、疾病の早期回復を促し、再発を予防し、予後を改善し、生活の質を改善することを目的として行います。
心臓リハ、呼吸器リハ、がんのリハ領域の発展には目覚ましいものがあり、自覚症状の緩和、心肺機能の回復、筋力の増加、運動耐容能の向上、日常生活自立度と活動範囲の拡大、術後の早期回復、再発予防、再入院の抑制、生活の質の向上など、さまざまな医学的効果が示されています。周術期リハも、近年その有効性が認識されています。当院では、呼吸器や消化器系の手術を受けられる方に対して術前外来と術後リハプログラムにより周術期のリスク低減と早期回復促進を目的とした介入を、2019年度より始めました。
当院は地域医療支援病院として公益性の高い急性期医療を担うとともに、社会医療法人として地域包括ケアシステムを構築する社会資源としての役割も求められています。技能資格を有した専任の理学療法士や健康運動指導士とともに、入院・通院を通して、根拠のある医学的リハビリテーションの実践およびサービスの提供を目指して参ります。
心臓リハビリテーション外来
周術期リハビリテーション外来
心臓リハビリテーション
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
入院(単位) | 9,418 | 7,205 | 10,741 | 10,132 | 9,690 |
外来(単位) | 4,742 | 4,758 | 6,042 | 5,705 | 4,585 |
合計(単位) | 14,160 | 11,963 | 16,783 | 15,837 | 14,275 |
周術期リハビリテーション
2019年度 | 2020年度 | |
外来(件数) | 220 | 243 |
入院(件数)予定手術 | 306 | 339 |
入院(件数)緊急手術 | 21 | 58 |
氏名 | 卒業年 | 専門分野 | 学会専門医・他 |
亀山 成子 | 1992年 |
リハビリテーション医学 |
日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション科専門医・認定臨床医 日本専門医機構 リハビリテーション科専門医 心臓リハビリテーション指導士 |