化学療法

 化学療法は「抗がん剤治療」や「薬物療法」とも呼ばれ、がん細胞の増殖を防ぐための全身の治療です。

 化学療法には点滴治療や飲み薬があり、治療スケジュールや患者の状態により外来治療もしくは入院治療で行います。当院では外来で化学療法を行う患者専用の「化学療法室」があり、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がん、肝臓がん、食道がん、肺がん、乳がんなどの治療を主に外来治療で行っています。

 化学療法は吐き気がする、髪の毛が抜けるなどの副作用のある治療であり、不安も大きいと思われます。少しでも安心して治療が受けられるように、患者やご家族との関係も大切にしながらケアを行っています。また、病気の状態やその人の置かれる環境によって、体の症状や心の状態、仕事について、お金のことなど悩みはそれぞれですので医師、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、医事課スタッフなどが一人ひとりに合わせたサポートを行っています。