大腸肛門病学会専門医・指導医が県内最多の大腸肛門病学会認定施設です。腹腔鏡下手術(お腹に穴を数個あけて行う手術)を積極的に行っており、永久的人工肛門が必要となるような下部直腸がんに対しても、可能な限り肛門温存を目指して治療しています。
直腸がん手術では『TaTME』(図1)という最新の術式が注目されています。TaTMEとは、お腹とお尻から同時に鏡視下で手術する方法で、これまで切除が難しかったがんに対しても、より小さな傷で、またより正確に切除することが可能となりました。当院ではこのTaTMEを県内で最も早く導入し、再発症例や高度進行症例に対して紹介を多く受けています。
また、特殊な手術カメラを使用して手術中に血流を把握する(ICG 蛍光法を用いた術中腸管血流評価)(図2)ことで、手術合併症を減らす取り組みも行っています。
遠隔臓器に転移のあるような場合でも、県内外施設利用も含めた集学的治療を積極的に行っており、従来治癒切除不能であった症例も根治が可能になる様努めています。
治療でお困りの際はぜひご相談ください。
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