肺がん検診と精密検査の重要性

呼吸器センター長  梶浦 耕一郎 


 

 

肺がん検診では胸部 X 線撮影を行い、毎年定期的に行うことが推奨されています。2 人の医師がチェックし、要精査の判定が行われます。2 次精査は胸部 CT 検査です。X 線写真で異常ありと判定されていても、CT 検査で問題なしということもありえますが、CT で肺がんを疑う病変があった場合は、さらなる精密検査へと進みます。一般的にがんは早期発見早期治療が原則であり、肺がんも同様です。早期に発見することで、治療の選択肢が広がり、根治率も上昇します。COVID-19 禍で、検診が落ちており、進行がんとなり治療に難渋する方も増加してきております。検診は健康な生活を担保してくれるものですので、是非とも毎年受けてください。