手術の種類

乳がんの手術には、乳房の手術として乳房温存手術と乳房切除術があります。病変の広がりが大きいときや、術後の放射線治療が出来ないとき、遺伝性の乳がんが疑われるときには乳房切除を行います。乳房をすべて切除しても、乳房再建手術を受けることもできます。また、乳がんの手術では乳房の手術に組み合わせて脇のリンパ節手術も行います。

乳房温存手術

Aは傍乳乳輪切開、Bは直上切開です。当院では、傷跡が目立ちにくいAの傍乳乳輪切開を多く選んでいます。

乳房切除手術

病変が大きい時や遺伝性乳がんが疑われるときは乳房切除を行います。

乳房再建手術

乳房切除の場合、再建術を受けることができます。自分の組織を使う自家組織再建とシリコン乳房を埋め込む方法があります。

当院では、乳がんの患者さんに最良の治療が選択できるようにチームで連携しながら診療しています。また他の病院の専門医の意見を聞く「セカンドオピニオン」も勧めています。

関連項目